青釭の剣、劉備軍の趙雲に盗られました 夏侯淵と夏侯惇の言い訳

投稿日:2018年10月12日 更新日:




曹操の怒りが怖い。
自分たちの首が飛びそうな恐怖を感じる、心底から。

青釭の剣をなくした。
おそらく、戦場のどさくさで仲間の誰かに盗まれたと思うのだが、そんな自分たちのミスをあの曹操に言うわけにはいかない。

上手い言い訳を作らねば。
名のある将に強奪されたとするしかないだろう。
才能ある人を愛する曹操のことだ、悔しいどころから美談として扱ってくれる。

劉備軍の名のある将って、人が限られるじゃないか。
さすが関羽だと、関羽好きの曹操が違った方向に反応してしまい、ウソがばれる。

張飛か?
あいつだと爽やかさがなくて、曹操は何故か怒って我々を責めるかもしれない。

青釭剣

新しく出てきた趙雲という男にしよう。
困り果てていた夏侯淵と夏侯惇は、そういうストーリーを創り上げることにした。

一族の夏侯恩という架空の人物をでっちあげる。
夏侯恩に預けていた青釭の剣を、劉備軍の趙雲という無名の部将が奪った。
知られていなかったが、趙雲という名将が劉備軍に潜んでいた。

その話を曹操は、世間は信じた。
趙雲という伝説を創り、事なきを得た夏侯淵と夏侯惇がどれだけ喜んだことか。

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