未来の自動車 有機サイクルとして地球の役に立つクルマに

投稿日:2018年10月12日 更新日:




僕はずっと考えている、どうして自動車は地球の役に立たないのだ?と。
自動車が走って何を生み出す?
これは哲学的な発想ではないよ、人に自由や快楽・探検心を生み出す以外のことを夢見よう。
地球上の生物たちは有機的だ。
自分が生きるために他者の命をもらうのは人間と同じとしても、死ぬときにはその身を他者の糧として提供する。
生死の過程自体が循環サイクルに組み込まれていて、生きて無駄がなく死んで無駄がない

未来の自動車

ミミズは土を食べその中の養分だけを摂取したと思ったら、糞として出す土を見事なまでのきれいな土に再生させる。
そしてあの細長い身体はモグラら小動物たちの格好の餌。
知床の鮭は、はるかアラスカ沖まで遠洋して得てきた養分を身体一杯に蓄えて、自分が産まれた川に戻ってくる
産卵を終えると死骸を故郷にさらすが、
その死骸に宿る豊富な養分はヒグマやオオジロワシたちの貴重な生きる栄養。
草木は育ってCO2を浄化し、死んでは後進の森に栄養を還す。
人に使われたとしても食材に木材に、使われ方は無限の変容ぶりだ。

僕らの未来の自動車はどうだ?
吐き出す排気ガスは何かの役になっているのかな?
人類共通の願いとして地球の温暖化でもあれば納得できるが、
温暖化は人間たちの生きる環境を破壊することに繋がるのだから、真逆のことをしていることになる。
トヨタ自動車の渡辺・元社長は言った、「走れば走るほど空気がキレイになってゆく未来の自動車」 を夢見ていると。

そうだよ、その考えだよ!
車はより大きな身体の車に食べられてしまうような弱肉強食の世界には生きていない。
死んで身体を土に還すわけでもないし、むしろ死んで身体は行き先がなく、永遠の鉄クズとして生き長らえるだけ。
だからせめて現役で走っている間にでも何か役に立つことができればいい。
例えばタイヤだよ、技術的にこんなことができるのは数十年先のことかもしれないけど、
タイヤの中に削れて空気にまぎれると空気を浄化する何かを混ぜておく。
すると文字通り走れば走るほど空気がキレイになっていくということが現実のものとなる。

例えばエンジンだよ、これも技術的には不可能かもしれないけど、
走っている間にフル活動しているのは未来の自動車の心臓にあたるエンジンなのだから、
そこにも役に立つものを混ぜておいて、エンジンを動かせば動かすほどいいことが重なるようにすればいい。

未来の自動車

自動車という生物が一番長く時間を費やすのは「停車」という活動だ。
これに何か工夫できないかな。
そこにいるだけで空気を清浄する効果を持つ車、そういうのが未来の自動車なんだと思う。
地球上に存在するありとあらゆる固体の中で、他者の役に立たない唯一のもの。
それが人と車、その無機的な命の営みを考えると冷笑に値するだろう、こんな馬鹿げた話はない

自動車が生き残るのなら、地球上の壮大な有機サイクルの輪の中に加わる準備をしないといけない。
自動車はもう命を持たない無機質な物体ではいられないよ。
自動車はもう命を循環する有機的な生き物でない限り、生き残りをすることなんてできないのだから。

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