直前割引ホテル IT予約管理システムがホテルの強い武器

投稿日:2018年10月12日 更新日:




いかに直前予約に対応できるホテルになるか
それが私のホテルチェーンビジネスのキーになることは分かっていた。
奈良という観光都市に低価格で清潔なホテルを幾つも展開する、その最初には世界や日本につながる特別な武器はない。
だから、自分たちで作れる強みを武器に、ホテルを拡大していくしかないのだ。

私のホテルの武器とは何か。
わずか15のホテル、200名たらずの社員たち。
特別なブランドはないし、強力な提携先があるわけでも、頼れる後ろ盾があるわけでもない。
あるのは社長である私をトップに、一丸となって動ける身軽な体制と、やる気に満ち溢れた社員たち。

そもそも、ホテルの武器とは何かを考えてみたとき、IT予約管理システムだと気が付いた
CRS(Computer Reservation System)と呼ばれたものは、
1970年代にまずは航空券の予約発券から始まって、航空会社や旅行会社が導入し、
次第にそれがレンタカーや列車、そしてホテルの予約もできるようになった。
旅行業界のシステムは、いつしか世界をまたがっても予約できるようになり、
それはGDS(Global Distribution System)と呼ばれ、急速にITが導入されたことで、
旅行業界のみならず、航空業界も、宿泊業界も効率化されていった。

ホテルというと、人力イメージが強いが、70年代後半にはフロントにシステムが導入され、
当日の宿泊の部屋割が自動化されている。
それまでは、「あの部屋が一番良いから、その日の一番良い宿泊客に提供しよう」
「あんな部屋に泊めたら文句言われるから、最後の最後まで残しておこう」
というスタッフのクセで、ホテルの部屋の痛み具合がまちまちで、ホテル全体の改修のめどが立ちにくかった。
ホテルの手間だって、宿泊予約システムによって簡素化されている。

顕著な例が、請求書などの作成作業だな。
それまでは夜にチェックインを受け付けてから翌朝のチェックアウトまで、
深夜の時間帯が一番忙しい事務処理時間だったのに、宿泊予約管理システムによって
一気に簡素化され、その分低コストができるようになったから、一時のホテル急増現状につながったと思う。
そう、ホテルの武器はIT、コンピューターによる宿泊予約システム。

それによって、宿泊客には分かりやすい予約体制を提供できるし、
ホテル側としても最少人員での管理ができるようになり、そこで浮いた分だけ、
安価な宿泊料金を顧客に提供することができるのだから。
いかに直前予約に対応できるホテルにしよう。
あるべき姿は、いつでも、宿泊客が、インターネット上で、直前予約割引を、簡単に予約できるっていうことだ。

直前割引ホテル

直前予約のホテルというが、経営者の観点から言わせてもらうと、
ホテルは労働者が多く携わり、労働者一人あたりの効率化改善がしにくい、という問題点がある。
部屋数×単価の上限があり、爆発的な大ヒットが生まれない条件下、ホテル売上額の上限は毎日一定で。
つまり、原価低減がしにくく、売上増も見込まれない業種であることから、
利益が出し難いのでは?と推測される二大要素がしっかりはまっている、世にも難しい商売。

さぁ、そんな愚痴を言っていてもはじまらないな、まずはホテル経営を
数字の観点でなんとか見つめてみることにしようじゃないか。
直前予約のホテルとして生まれ変わるためには、必要な手続きだからね。
全客室の売上を、客室数と稼働率でみる「Revenue per available room(Rev PAR)」が
一番いい見方になる、というのはホテル業界の先輩たちから学んだ知恵だ。
このリベニュー・イールドマネージメントは、航空機の採算性を見極める時と一緒で、
販売可能な部屋を残さず、なるべく高い値段で販売できるか、に重点を置いたものだ。

この数字を改善するためには、オーバーブッキングやアップフレードなど、
スタッフのその場の判断が重要視され、彼ら予約スタッフに状況判断で
安い料金を提供する権利もなければ、直前割引ホテルの予約客をゲットすることはできない。
つまり、権限委譲が必要とされていて、直前割引はその彼らの権限の中で
直前割引という手段をぶら下げて、通り過ぎる宿泊客を獲得するのが望ましいのだ。
直前割引のインターネット販売は、単価を下げるだけの悪者ではない。

電話では、あらゆる販売制限をコントロールできないが、
ネットならその裏に様々な条件を潜ませることができるから、
結果として適正価格維持に大きく貢献しているのが、直前割引などのネット予約なのだ。
旅行会社を経由すると10%ぐらいの手数料をとられてしまうから、もうけが弱まってしまう。
その分、ネットでの直前予約なら人件費がかからず安いし、リアルタイムで、
リベニューマネージメントをしながらネット販売ができる。
これらのことを総合的に考えれば、ますますネットでの直前予約ホテルが、
ホテル経営の最良かつ最高の管理ツールだと見てくるなぁ。

インターネット直前予約のホテル

当日割引のホテルを専門に取扱う旅行会社の会がある。
ホテル・旅館など宿泊業界の活性化と、旅行会社の存在意義をPRしようと、
当日割引のホテル予約に強い旅行会社ばかりが集まる会。
そこで私は県別にChief Discount Officer - ”CDO制度”を提唱して、
自らはまず愛知県の当日割引ホテルを担当することにした。

Chief Discount Officerなんて聞いたことがないって?
それはそうでしょうね、だって私が勝手につくった言葉なのですから。
担当する県内のホテルに声をかけ、CDOの会の趣旨を説明し、
賛同いただけたホテルには当日割引制度を導入してもらう。
「愛知県3大当日割引名所」を立ち上げるべく活動している私の企画は、着実に進んでいた。
何かというと、当日割引のホテルだけでは活動が弱いので、
もっと地域が協力できる体制をとるべく、つまりは県内により多くの観光客をもたらすべく、
当日割引に特化した県内の観光名所ベスト3をつくるということ。

なにしろ、ホテル宿泊客は宿泊したホテルにだけお金を落とすのではなく、
滞在中には食事だってとるし、お土産だって買えば、近くの観光名所で遊ぶわけで、
ホテル代以外のお金が地域に落ちることになる。
それを地域発展・観光名所の再振興策として取扱い、現在、観光客の誘致に
苦慮している観光名所にもう一度スポットライトを浴びてもらおうという計画だ。
この観光名所は、近くのホテルが当日割引の予約を導入しているからお得です、
だからみなさん来てくださーい、という呼びかけをしようと、ホテルと地域に誘いの声をかけている。
宿泊客のみなさんにより分かりやすく、より楽しい仕組みを、
と思って私が考えたのは、ベストランキング形式。

ズバリ、愛知県の当日割引ホテルの、ベスト3はここです!というものを売り出せば、
「ベスト3なんだから、まぁそこに行っておけば失敗ないでしょ」
という安心感を与えることができるはず。
選択肢が20も30もあっても、迷ってどれがいいのか選べないのが人間だから、
ベストランキングで明確に見せる方法もアリでしょう。
このサイトでは、その当日割引ホテルのベスト3を選ぶにあたってのエピソードを載せていくつもりです。
当日割引のホテルの素晴らしさ・楽しさが、より多くの方に伝わりますように。

当日割引ホテル

そうか、当日割引ホテルならば、確実に宿泊料金をディスカウントできる。
ちょっと勉強して当日割引ホテルの予約システムをマスターしてしまえば、
観光旅行の予算をセーブしつつ、ちびちび何度も旅行を楽しめるテクニックになった。
Listen, Don't want to know the secret ?

当日割引ホテルの宿泊予約ができる旅行代理店のサイトには、指定条件モードがある。
その日の朝、「私は新宿駅付近で、8000円ぐらいのシングルルーム探してます」
という条件をインプットしておくと、あらかじめ登録してある携帯電話のアドレスに
その条件に合う直前割引ホテルの候補が、どんどん送られてくるんだ。

今まで、当日割引って、自分が色々なホテルに空室を確認するという手間を経て
ようやく獲得できる当日割引料金、っていうイメージが強かった。
しかしIT技術の向上は、逆転の発想を当日割引ホテルに与えてくれている。
直前割引料金を設定したホテルが、顧客に対してセールスをリアルタイムにかけてくるのだ。

なんとも以外、当日割引料金のホテルを、受け身の立ち位置で、選ぶことができるんだ。
それならば当日割引ホテル探しにも時間も気力もかけずに立ち向かえるじゃないか。
みんなはただ知らないだけ、こんなに便利な当日割引ホテル予約システムを知らないだけ

当日割引ホテル予約システム

直前割引宿のお得感をもっと多くの旅行者に知ってもらおうと、宣伝中の私。
コンピューターによる宿泊者予約管理システムが向上した昨今の宿では、
憧れの稼働率100%を実現させるためのアイディアが生まれている。

それは、キャンセル待ちを受け付け、ついでに直前割引料金を提供しちゃうこと。
今まで宿にキャンセル待ちなんていう感覚はなかった。
だから稼働率はどう頑張っても95%前後で、オーバーブッキングなんて宿はタブー。
前日のキャンセル客、当日のキャンセル客がでると、宿の稼働率は数字を下げる一方。

でもね直前割引宿さん、あなたが来てくれたから、キャンセル待ちの宿泊客が
そのキャンセル宿泊者の突然の穴を埋めてくれて、稼働率は限りなく100%に近付くの。
なにしろキャンセル待ちだから、宿泊客の皆さんにはリスキーで敬遠されちゃう。
でも直前割引料金でウチの宿をご利用くださいませ、ということができれば、
最悪、宿泊客も急に宿に泊まれるようになっても、当日割引の宿に悪い印象は持たないから。

重なる宿の林立、価格競争で、どの宿も体力的には疲弊しきっているのが現状。
このキャンセル待ちの直前割引宿システムは、わずかな金額インパクトしか与えないけど、
その金額がギリギリの宿収支を改善させるための新しいワザなの。
直前割引宿、キャンセル待ちを上手にハンドリングする、宿の奥の手だから。

当日割引料金システム宿

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