アリオ日進赤池オープン、ショッピングモールのドミナント戦略

投稿日:2018年10月12日 更新日:




アリオ日進がオープンする、これは練りに練った出店計画の結実。
「ドミナント戦略」についてお話しよう。
一部の地域だけに集中出店することで、その地域のお客さんを総取りするテクニック。

チェーン店のスタンダードな出店戦略ね、日本各地にバラバラとオープンしても集客は難しいけど、
活動する地域を限定すれば競合他社にも打ち勝ちやすいのが世の常。
東京都+神奈川県+埼玉県+千葉県に集中出店しているのがイトーヨーカドー。
人口が最も多い地域だから、イトーヨーカドーは強い、凄い、美しい。
そんなイトーヨーカドーが日進に「アリオ」ブランドのショッピングモールをオープンさせるという。

イトーヨーカドーさんが東海地方にこれから進出を始めるつもりなの?
イオングループとユニーグループが盤石の基盤を築いている尾張三河だから、もう遅くない?
そう思うのはきっとわたしだけではないはず。
その昔には小牧や鳴海や浜松で撤退しているイトーヨーカドーさん、今更成功の目算があってのことかな。
邪推するわたし、ふと頭を切り替えると、ひとつの別のアイディアが浮かんできた。

コンビニのシェアはどうかしら?
愛知県ではサークルKが30%、セブンイレブンが25%、ローソンとファミリーマートが15%づつ。
地場に強いサークルK(ユニーグループ)がトップシェアなのは納得するとして、
セブンイレブン(イトーヨーカドーのグループ)が他コンビニよりも高いシェアを持っていた。

戦国時代、攻城する際には周辺に付城(出城)を築いて、敵の補給・情報経路を絶ち、
敵城の手足を徐々に奪っていく術を尾張の英雄・織田信長は取った。
そうか、セブンイレブンは付城と考えればいいんだ!
日進アリオは突然の築城ではなくて、付城が充実したからこそ登場した本城なんだ
物流網は充実し、セブンブランドの品質の良さは愛知県に認知させられた。
時は来た、日進アリオが愛知県のショッピング勢力図を変える。
そんな予感がして、わたしの胸は高鳴るばかり。

アリオ赤池

そういえば、間もなく日進アリオがオープンするな。
名古屋・栄で終電まで飲んで、地下鉄鶴舞線で家まで帰る電車の中。
終電に乗っている人は様々で、パーティーの酔いを感じさせる会社員仲間たち、
静かなOLさんが黙ってスマートフォンを見ていたり、何故か主婦・学生風の人もいる。
いつものように多種多様、不思議な終電か。

赤池が終点駅になる電車だから、みなさんのご自宅は赤池だろうか。
だったら退屈な車内のひまつぶし、赤池ヒルズへの期待の声を募ってみたい。
日進アリオにどんな店舗が入ったら嬉しいのか、アンケートとか取ったら楽しいかな。
見知らぬ人たちにそんなことをしたら、終電のヘンタイ扱いだから、実際にはできないけど。
ひと駅ごと、車内の人数がごっそりと減っていく、赤池駅はもう少し先なのに

日進アリオは赤池駅に隣接はしていなく、徒歩3分というところか。
日進市による大規模再開発によって、赤池駅前は大きく生まれ変わる。
赤池ヒルズにできると言われる数多くの新興住宅地、
その人口増加でこの終電でも赤池駅で降りる人が増える?

地下鉄鶴舞線と、地上の名鉄の境目が、赤池駅。
僕たちの終電は間もなく暗闇のトンネルを抜けて、光の溢れる地上に出る
日進アリオはその境界線のシンボルになる、赤池駅自体はまだ地下で、その先から地上。
家路を急ぐ赤池住人たち、日進アリオのオープンを心待ちにしている想いは一緒に違いない。

日進アリオ赤池駅

アリオ赤池がオープンセールで、どんな妙技を繰り広げてくるか、戦々恐々とする毎日。
弱小リテール店として細々と営業する私のお店、アリオ赤池さんに仕事を奪われるのも覚悟している。
好評なセブンイレブンブランドの商品を、アリオ赤池さんがセールで出して来たら人気になるに違いない。

コンビニなら割引セールは少ないけど、アリオ赤池さんならイトーヨーカドー商品とセブンイレブン商品
SEIBUにSOGO、Loftまで、セブン&アイホールディングスの営業力の粋を出して来たら、天下無双。
アリオっていうショッピングモールの名前はまだ知られていないから、そこだけが惜しい気もする。
単純に「セブンイレブンモール赤池」ってなったら、もうネームバリューあり過ぎでしょ。

東海地方にショッピングモール4すくみ構図が出来上がるみたい。
地場で仕切っているユニー、全国展開のイオンモール、新鋭のららぽーと、そしてアリオ赤池。
競争が多いのは良いことね、消費者に選択肢が増えて、お店同士で競争が生まれてより良い物がより安く
そんな能天気なことを言えるのも、消費者サイドから見た時だけ。
ウチのような中小リテール店は存続の危機に立たされる、
どうやったら自店舗にプラスアルファーの価値を付与できる?

セブンプレミアムブランドの商品が好き。
ドライブしていて、立ち寄りたいコンビニはどこかって、セブンイレブンを真っ先に挙げる。
その商品がアリオ赤池のスーパーマーケットに並べられているとしたら、
今まで通っていた近場スーパーを止めて、毎日の生鮮食品を買うのもアリオ赤池になりそう。
それだけの魅力をアリオ赤池は湛えているということね。

セブンイレブンモール赤池

一日千秋~アリオ赤池のオープンに、これ程相応しい言葉もない。
実に2008年から10年かかって、いよいよアリオ赤池のお姿を拝むことができる。

昔話だよ、アリオ赤池というか、イトーヨーカドーの出店が決まった当初は驚きだった。
赤池駅そばの土地活用のためにと商業施設を募った時、12社も応募があったという。
それも、あのコストコとイケアも手を上げていた、と知らされた時はびっくりしたものでした。

イオンでもユニーでもなくて、どうしてアリオ赤池という結果?と疑心暗鬼になったのも分かってくれるかな。
悪い話を広めて申し訳ないが、近くの鳴海にあったイトーヨーカドーが撤退した過去もあったし。

きっとアリオ赤池にしかできない商業施設の提案があったのでしょう。
そう前向きにとらえて待ち続けたは良いが、いくら経ってもアリオ赤池の造成工事は始まらなかった。
それはね、2009年のリーマンショックが3年以上続いたから、その間の凍結は理解している。
遅々として進まないアリオ赤池のオープンに待ち疲れ、いつしかアリオ赤池のことをあきらめていた。

そんな矢先、2013年春のこと、ようやくアリオ赤池の造成工事、池の埋め立てが始まったんだ。
イトーヨーカドー系列の旗艦ショッピングモール・グランツリー武蔵小杉のオープンを見て目を輝かせた。
あれぐらい素敵なショッピングモールに、アリオ赤池はなってくれるはず、もう間もなくだ。

だが、アリオ赤池のオープンは2017年11月のこと、工事着手から4年か
一日千秋~アリオ赤池のオープン、早くこの目でアリオ赤池を見てみたい。
膨らんだ期待は風船のサイズを超えてバルーン、いや、もう気球のサイズになり、赤池の空を飛ぶ。

アリオ赤池

日進アリオに期待するものは、ずば抜けた都会的お洒落センスだ。
名古屋栄にオフィスがあり、日進市をベッドタウンとして生きる多くの名古屋人。
週末の家族サービスで訪れるのが日進アリオ、そこにはイオンモールとは異質の魅力がある。
グランツリー武蔵小杉という先例があるんだ、それを見習い、進化させたのが日進アリオ。
ワーキングママに優しいグランツリー、都市型育児スタイルに寄り沿う形。
従来のショッピングモール以上、デパート未満というか、歩いていてなんだか格を感じる場所。
どっちが優れているか、は別議論だが、イオンモールとはビジネスモデルをずらしている。

そんなグランツリーの後を継ぐのが日進アリオであって欲しい。
東京圏とは人口差はあるが、イメージは同じだ、都会勤めの人のオアシス、日進アリオ。
セブンイレブン・イトーヨーカ堂系列でいて、生活感を見せない飛躍した存在。
決してメガサイズのショッピングモールではないから、そんなに夢のようなことは難しいだろうが、
地方にちょうど良いサイズでお洒落度を最高潮まで引き上げてみて欲しい。
都心勤めの人たちの居住区にあるオシャレなショッピングモール、それが日進アリオ。
この夢が崩れないことを切に願うよ、グランツリーの2本目は愛知県日進市に育つ

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