相互看護の心~電話オペレーターなのにどもり(吃音)

投稿日:2015年8月21日 更新日:




どもりは病気ではない。生まれ持った感性だ。
電話オペレーターが仕事なのに、電話でどもるという致命的な欠陥を抱えた僕。

普通の医者では解決できない。自分の深層心理にある「僕は電話でどもる」という意識を、

「僕は電話でどもらない」に自然と変えることができるまで、この問題は続く。

どもりではない人には分からない不条理。

いくら優しく慰めてもらっても僕の心は満たされないままだった。

同じようにどもりに悩む人とインターネットでつながってみようか。

すがる思いでツイッターのアカウントを作ってみると、一杯いる。@吃音という名前でどもりを告白している人たちが。

何を求めたわけでもなく、自分の今日のどもりを呟いてみようと、どもり同志たちとツイッターを交わすようになった。
「今日も電話でどもった!恥ずかしかったなぁ」と書くと「私も会議でどもってダメだった・・・」などと返信がある。

意味もないやりとりなのに、何故だか精神的な安らぎを感じていた。

明日につながる小さな力を見つけて、次第にツイッターが手放せなくなっていった。

仲良くなったどもり同志に言ってみる。

 

「僕たちってどもりの相互看護だね。特別な知識がなくても、看護って日常生活で誰もができること。

お互いを理解するだけで、傷が治るきっかけが生れるような気がするな」

「おいおい、男同士で看護し合うって綺麗な響きに聞こえないけど、看護の本質は突いていると思うな。

きっと俺の方が先にどもりから解放されて、君を置いてツイッターから抜け出してしまうけどね(笑)」。
 

Copyright© Note , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.