赤ちゃんへ送る父親からの手紙 いつか大きくなったら読んでね

投稿日:2012年8月21日 更新日:




ウチの赤ちゃん。好きなものを好きと全身で表現できるその素直さが愛しくて。
数時間ぶりに姿を見せただけで、「キャー」と全身をバタつかせ、満面の笑みで喜んでくれる君。

そんな調子で迎えられたパパがどれだけ幸せだったことか。

君の自然な笑顔、嘘のない歓迎を見て、パパは心の底から幸せを噛み締めていた。

子供になったら、大人になったら、その素直さは鈍くなり、風化してしまうから、

今この時に僕の気持ちと君の素直さを手紙に刻んでおきたい。

それも君が当面は気がつかないところに残しておきたいな。

この想いは十代や二十代の君にはまだ通用しないだろうから、君が大人になった後、

できれば母になった後に、この手紙を読んでくれたら、僕の気持ちは残らず伝わるだろう。

君の目が届かないところへ。

なかなか見つからず、ただしいつか読んでもらうため、永遠に残る場所へ隠しておくよ。

ねぇ、君がパパを好きでいてくれるのが分かるから、パパは君のことがそれ以上に好き。
相手が自分に好意をもってくれたら、自分もその相手に好意を持つのが人の常だけど、

ウチの赤ちゃんの好意の出し方の素直さには、最初は驚き、戸惑い、次第にそれが当たり前だったことを思い出した。

バスタブに入れる時、お湯を足で蹴る感覚が楽しいようで、パシャパシャと遊びながらも、

パパのことをずっと見て笑っていた君に、パパも微笑み返していたね。

勢いよく流すシャワーの音が怖くて、いつもパパにしがみつく君を、

もうしばらくの我慢だよと言い聞かせながら、パパはしっかりと抱きしめていたよ。

ありのままだから好き。

隠しごとなく、全部を見せてくれる君だから大好きだよ。

素直な君を見て、どうしてパパが君の気持ちを受け止めないものか。

君が笑えばパパは同じく笑い、君が泣けばパパは泣き止むまで抱っこする。

無視なんてできるはずがなくて、いつでもパパは君の素直に素直。

あぁ、君はありのままのパパをこれからも好きになってくれるかな。

赤ちゃんとは違って、勝手な都合で見せたり隠したりしなくては生きていけないパパでも。

その素直さがこの先もずっと続くはずがないし、続いても困るから、

今だけ、君が赤ちゃんでいるこのわずかな時間に、パパの記憶に必死で残しておくよ。

この手紙をいつか君に読んで欲しい。

今ではなく、近い未来でもなく、遥か遠い成長のその先に。

まさか赤ちゃんへの手紙をコンテストに応募して、それがウェブサイト上で公開されているとは、

相当先でないと君も気がつかないだろうね。

 

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