東大寺大仏の大きさ








奈良の大仏の大きさを調べなさい」という夏休みの宿題に取りかかろうとしている僕。

像の高さ(座高)はメートルで14.98、フィートにすると48.91。

・・・もう終わってしまったの? こんなのでいいの??


付加価値をちょっとは付けなくては、と焦る僕は蛇足を書いてしまう。

牛久の大仏の大きさは 120メートル、奈良の大仏の方が0.12倍大きい計算になる。

鎌倉の大仏の大きさは11.3メートル、奈良の大仏の方が 1.3倍大きい計算になる。

東京の大仏の大きさは8.30メートル、奈良の大仏の方が 1.8倍大きい計算になる。

高岡の大仏の大きさは7.43メートル、奈良の大仏の方が 2.0倍大きい計算になる。

どーだ、これこそ日本のベスト大仏の比較、大きさって大事♪





レポートを書き上げ、ひとしきり頑張った気になっていた僕。

ふと、大仏の視線の先を眺めていると、別の想いが心の奥底から湧き上がってくるのを覚えた。

奈良の大仏の大きさ、それってただ背の高さ・身長・長さを測れば良いのだっけ?」

なんかもっと深いことがありそうだな、直感が次の行き先を示していた。


直球を直球だけとして捉えて何になるだろう、奈良の大仏の大きさの意味とは別の場所にあるのだ。

何故、奈良の大仏は、あんなに大きく造られたの?

何故、奈良の大仏は、あんな大きさを維持したまま1,250年以上、東大寺に存在し続けているの?

何故、僕たちの先祖様たちは、奈良の大仏を維持保守し続けて21世紀に至るの?


数値ではなく、そういう感情・感性の長い流れが、奈良の大仏の大きさの裏にある。

どうやらこっちの方にこそ宿題の真意があると感じたよ、僕の夏休みの宿題はやり直しってことか。